01家賃は月7.5万円──世界自然遺産・奄美大島の中心地
奄美市の民営家賃は55㎡換算で月75,283円。東京23区の同条件165,617円と比べ、月90,334円下がる計算です(実測値)。
2021年に世界自然遺産に登録された奄美大島の中心都市で、家賃実測値は同じ鹿児島県の県都・鹿児島市と同水準。離島であっても本土の主要都市と並ぶ家賃帯にあります。
記事の最初に示した世帯別の家賃差がこの90,334円より小さく見えるのは、単身20㎡〜子2人世帯70㎡と、世帯ごとに想定する住まいの広さを変えて試算しているためです。
02単身は東京より月3,078円高くなる──離島ならではの車代と外食費
気になる数字を先にお伝えします。単身の場合、家賃の節約幅(−43,059円)を、車の維持費(試算では+45,406円)と外食費の上乗せ(+3,425円)が上回り、東京23区より月3,078円高くなるという試算です。
- 単身:家賃の節約−43,059円に対し車が+45,406円・外食費+3,425円。東京23区より月3,078円高い
- 夫婦・子育て世帯:家賃・食費の下げ幅が車代・外食費の上乗せを大きく上回り、月4.3〜10.9万円のプラス
奄美市の車必要度は「1人1台が必要」の最高水準です。離島という立地から輸送コストが物価に上乗せされやすく、外食費も夫婦2人で東京比+3,441円/月と高めの実測。単身世帯は車と外食の負担が家賃の節約分を上回りやすい構造です。
031月でも平均15℃──亜熱帯気候と地震確率2.53%
奄美市の1月の平均気温は15℃、8月は28.5℃(気象庁平年値)。積雪のない亜熱帯気候で、これまで検証してきた都市の中でも際立って温暖です。灯油代の上乗せは試算に含まれていません。
J-SHIS(防災科研)によると、30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は2.53%と全国121都市の中でも低い水準です(確率は役場所在地点の値)。一方、離島特有の台風の直撃リスクは高く、住まい選びでは台風対策を重視した建物の確認をおすすめします。
将来人口は2040年で−23.7%の見通し(社人研推計)と、全国121都市の中でも減少幅が大きい部類です。地震リスクの低さと人口動態、性質の異なる数字をあわせて把握しておくとよいでしょう。
04子育て:給食費はほぼ同額、学童・医療費は東京と同水準
夫婦+子2人(4歳・8歳のモデル世帯)では月−109,017円、年間およそ131万円の節約という試算です。子育てにかかるお金は、次のようになっています。
- 小学校の給食費:東京比+386円/月とほぼ同額
- 公立学童保育料:東京比±0円とほぼ同水準
- 子ども医療費:18歳年度末まで・自己負担なし(こども家庭庁・令和6年調査、東京23区と同水準)
移住支援金は世帯最大100万円(東京圏からの移住限定)。月10.9万円の節約ペースなら、支援金だけで約10ヶ月分の節約額に相当します。
05結局、月いくら変わる?(費目別まとめ・夫婦2人)
| 費目 | 差額(月・東京23区比) |
|---|---|
| 家賃 | −86,118円 |
| 食費 | −7,995円 |
| 外食費 | +3,441円 |
| 光熱費 | +941円 |
| 水道代 | +1,207円 |
| 自動車 | +45,406円 |
| 合計 | −43,118円 |
06東京以外から移住を検討している方へ
ここまでの数値は「共通のものさし」として東京23区比で示しましたが、あなたの街からの差額は当然変わります。スマコスのシミュレーターは全国121都市を出発地に選べます。
なお移住支援金(最大100万円)は東京圏からの移住限定の制度です。公式情報はこちらから確認できます。
奄美市の公式移住サポート窓口・支援制度を見る →現住所から奄美市への移住について試算する
この記事の数値はモデル世帯での試算です。現在地・家賃・子どもの年齢を入力すると、あなたの世帯に合わせた差額を30秒で確認できます。
無料でシミュレーションする →07よくある質問
試算上はそうなります。家賃の節約幅(月43,059円)はありますが、車1台の維持費が月45,406円と全国121都市の中でも高く、外食費も高めの実測のため、単身世帯では合計で東京23区より月3,078円高くなる計算です。夫婦2人・子育て世帯は家賃・食費の下げ幅が大きく、車代を差し引いても大幅な節約になります。
奄美市の車必要度は「1人1台が必要」という最高水準に分類されています。離島という立地から、生活の足として1人あたり1台の車を前提とした試算になっており、燃料費や車両価格に輸送コストが上乗せされやすい面もあります。
奄美大島は台風の通過・接近が多い地域です。地震確率は2.53%と全国的に低い水準ですが、台風による強風・高潮への備えは住まい選びで重視したいポイントです。建物の耐風性能や避難経路を事前に確認することをおすすめします。
